2015年4月18日土曜日

グエルチーノ展

国立西洋美術館で開催中の、グエルチーノ展 を見に行ってきました。グエルチーノはバロックを代表する画家なんだそうですが、私はこの美術展で初めて知りました。日本初の回顧展ということで、日本ではあまり知られていなかったのではないでしょうか。
作品の多くはチェント市立美術館から来日しています。この美術館、2012年の大地震で被災して、今も閉館したまま。そのため、通常だったら貸出されないような作品も来日しているそうです。

私のおすすめはやっぱり“聖母被昇天”
実際にこの絵が天井にあったら本当に天に昇って行くように見えると思います。今回は壁に展示されているので近づいて見られるのはいいですね。でもやっぱり、現地サンティッシモ・ロザリオ聖堂で天井を見上げてこの絵を見てみたい!

グエルチーノと同時期に活躍していたグイド・レーニの作品も数点展示されています。2人が同じ題材で描いた作品が並べて展示されているので、見比べられていいですよ。
こちらは、グイド・レーニの“巫女”
個人的にはグエルチーノの“巫女”の方が上手だなとは思うんですけれど、グイド・レーニの作品は、明るくて、より光が感じられて、人気だったというのは納得できます。

よみがえるバロックの画家 グエルチーノ展 は、上野の国立西洋美術館で5/31までの開催です。収益の一部はチェント市立美術館絵画館の復興に充てられますので、バロック絵画に興味のある方も、チェント市立美術館を応援したい方も、是非。

国立西洋美術館へ行かれたら、常設展もご覧になってくださいね。3/17からヨハネス・フェルメール〈帰属〉の“聖プラクセディス”が展示されています。常設展で見られるなんて本当に贅沢ですよね。モネの部屋もありますし、その他、見応えのある作品が多数展示されています。常設展だけ見に行ってもいい!というくらいこちらもおすすめですよ。

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