2013年1月31日木曜日

エル・グレコ展

上野の東京都美術館で開催されている、エル・グレコ展へ行ってきました。

初期の作品から最盛期の作品まで展示されていて、エル・グレコが、色々な表現に挑戦していった人だったんだな、ということがよく分かる展示会になっています。

エル・グレコと言えば宗教画。特に人物が縦に長く描かれた絵、という印象がありました。今回はその中でも最高傑作と言われている“無原罪のお宿り”が展示されています。
大きな絵ですごい迫力です。宗教画ですので画に描かれているものにはいろいろな意味が込められているんですけれど、それを考えずに見るとなんだか劇画っぽいような気もしてきます(笑)。カラフルな色使いと10頭身で大きな目の人物がそう思わせるのかも。好みは分かれるところですが、実物を見ておいて損はない作品です。

個人的には初期の肖像画が好みでした。
例えば“白テンの毛皮をまとう貴婦人”。
美しい作品ですよ。

エル・グレコ展は、上野の東京都美術館で4月7日まで開催されています。

2013年1月29日火曜日

黄色い一重のバラのC/S

今回は普段使い用に絵付けした、黄色い一重のバラのC/Sを紹介します。
展示会用だったら華やかな花びらが多い花を描いたり、金彩や盛りをしたり、ラスターを使ったり.....でも、普段使い用なら、私はこんな感じが好みです。
このC/Sは、使うときに明るくやさしい気持ちになれるといいな~と思いながら描きました。
 
金彩なしなので電子レンジも食洗機もOK。気兼ねなく使えます。

2013年1月26日土曜日

絵付け本情報

お花を描く方、特にアメリカン好きの方におすすめの絵付けの本、佐々木裕子先生の“暮らしを彩る 花のポーセリン・ペインティング”
こちら、しばらく絶版で残念だなと思っていたんですけれど、去年の11月に新装版としてまた発売されていました。写真の本は以前のもので今売っているものとは表紙は違いますが中身は同じです。

お道具の説明や焼成のこと、ストロークを生かしたヨーロピアン風の小花、そしてあこがれのアメリカンのバラまで色々な花や葉の描き方が分かりやすく説明されています。

興味のある方はAmazonで本の内容も少し見られますので見てみてくださいね。

【6/5追伸】
新装版を杉島先生から貸していただいたので表紙を紹介しますね。こちらです。

2013年1月23日水曜日

マイセン展

 足立区の石洞美術館で開催されている、マイセン展を見に行ってきました。
こじんまりとした美術館ですけれど、展示内容は思いの他充実していました。平日昼過ぎに伺いましたが、すいていてジックリ好きなだけ作品を堪能できましたよ。
上記の壺は繊細な花などの立体造詣が見事です。絵付けも小さな花まで丁寧に描いてあります。
 
ポートレートもありました。こちら“白いスカーフの女性”です。
本当に美しくて、是非実物を見ていただきたい作品です。

小さな美術館ですので、作品の図録やポストカードはありません。カラーのパンフレットが1枚と作品名、製作年代等の資料が1枚あるだけ(苦笑)。素敵な作品が展示されていただけにちょっと残念でした。

マイセン展は、足立区の石洞美術館(京成線千住大橋駅から徒歩3分)で4月7日まで開催しています。

2013年1月20日日曜日

子供向けファッション雑誌

今日も蔦屋書店での戦利品を紹介します。

こちらは洋書の子供向けファッション雑誌です。
子供のポートレートを絵付けするときには、私はこういう雑誌を参考にしたりします。かわいい子が多いですし、ファッションも素敵。特に今の時期はあったかファッションなのでクリスマスプレートに描いてもいいんですよ。
クリスマスプレートを描こうと思うときには時期的になかなか描きたい題材は見つからないですから、いつもアンテナを張って探しておくといいですね。

2013年1月17日木曜日

ジュエリーを描きたいときに

今日は、先日蔦屋書店で購入した本の紹介です。

まずは “カメオの世界”
2008年に出版された本で、美しいカメオが多数掲載されています。今までジュエリーを描こうという気は全然ありませんでしたけれど、繊細な美しさにつられてつい買ってしまいました。

もう1冊はだいぶ前からずっと買おうかどうしようか迷っていた本で、“ジュエリーデザイン画を描く”

ジュエリーの実物や写真を見ても、それを絵付けで表現するのはなかなか難しいですよね。この本にはジュエリーのデザイン画が多数掲載されているんですけれど、その画を見ているとどう描けばジュエリーらしく見えるのかが分かってきてとても参考になります。
今まで、ジュエリーを描きたいな、と思っても、どう描いたらいいのか分からない、とお悩みの方におすすめの本です。

紹介した本はどちらもAmazonで購入可能です。

2013年1月14日月曜日

代官山 蔦屋書店

みんさん、代官山 蔦屋書店へはもう行かれましたか?
大人のための本屋さん、というコンセプトで結構話題になっていますよね。私もずっと行きたかったんですけれどなかなか行く機会がなく.....先日やっと行ってきました。

置いてある本は大人向けに、文学、デザイン、建築、車、美術、写真、ファッション、旅行、料理等ジャンルを絞ってセレクトされています。
私はデザイン、美術、写真等のジャンルにどんな本が集められているのか興味津々だったんですけれど、洋書も多いし、ちょっと昔の本もおいてあったりして、がんばってるな~という感じはしました。最近は大手の本屋さんの本店でもアート系の本は減る一方ですものね。一番見たかった工芸関連にはあまり力を入れていない感じでちょっと残念。
雑誌や小数部しか発行しないような本は結構充実していて、日本のものはもちろん、海外のものも多数。普段見ることのできない雑誌を色々みられるのはとっても楽しかったです。

散々目移りしたあげくの、今日の戦利品はこちらです。
絵付けの資料として購入しました。詳細は後ほど紹介しますね。

どの本もコーヒーを飲みながらソファーに座って読めるのも日本にはなかなかないサービス。近所だったら入り浸っちゃいそうな場所です(笑)。

車で行かれる方は、1/31までは19:00以降に入庫だと駐車場が2時間無料になるそうです。何しろ26時まで営業ですからちょっと遅くからでもゆっくり楽しめますよ。朝は7時からっ営業ていうのも驚きです。職場が近い方やご近所の方は、朝行ってみるのもいいかもしれませんね。

2013年1月11日金曜日

中村先生のルデューテのバラ(薄ピンク)

今日は中村節子先生が描かれた薄ピンク色のルデューテのバラを紹介します。
バラのうつむいた姿、ニュアンスのある色も素敵ですし、蝶がいるのもまたいいですよね。
 
中村先生が描かれたルデューテのバラはこちらからご覧下さい。
黄色いバラ
白いバラ
 
私も3枚目を描かなくちゃ、と思いつつ、3月に開催される陶画舎展に出品予定なのでそのデザインを先に.....(言い訳です(苦笑))
 
陶画舎展についてはまたもう少し近づいたらこのブログでも紹介しますね。

2013年1月4日金曜日

陶画舎 セール情報

陶画舎では、昨年末から年末年始クリアランスが開催中です。

白磁は数量限定ショップ限定販売(通販での販売はなし)のようですね。売切終了なので、白磁を買いたいな、と思っている方は行ってみてはいかがでしょう。私も行ってみたいなと思ってはいるんですけれど.....行ったらまた戦利品等報告しますね。

今日1/4からはお正月プレート展も開催しているようです。お正月をテーマにした作品は、和風だったり干支が描いてあったり。展示会場はショップ内なのでショップに行かれた方は是非ご覧になってくださいね。

陶画舎の年末年始クリアランスは、原宿陶画舎の地下1階ショップにて、1/20(日)までの開催です。

2013年1月1日火曜日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
お正月、のんびりとお過ごしでしょうか?

ここで、今年の新作お正月プレートをお見せできたらよかったんですけれど間に合わなかったので(苦笑)、以前に描いたお正月プレートを.....
私にしては珍しい黒色バックの作品です。やっぱりお正月がテーマだと黒色、赤色、金色を使いたくなります。こういうきっかけで作品の幅が広がることもありますよね。

金粉っぽい感じを出したくて、バックの金色部分は金彩ではなくメタリックカラーを使ってみました。メタリックカラー、実用的な食器にはおすすめできませんけれど、飾り皿やオーナメント等には私も使っています。華やかな感じになるのがいいですよね。