板橋区立美術館で、イエラ・マリの原画展が開催されています。
イエラ・マリはイタリアのイラストレーター。私はずーっと昔に本屋さんでたまたま彼女の絵本“木のうた”(多分イタリア語版)を目にして、1本の木をめぐる四季を描く繊細なイラストに惹かれて購入したんです。まだ持っているはずなんですけれど、どこにいってしまったのか.....探してみたんですけれど見つかりません。それでもイエラ・マリという名前は覚えていました。
彼女は字のない絵本を8冊出版しているそうです。他の絵本のことは知りませんでしたが、それでもきっと素敵な原画が見られるだろうと楽しみでした。
こちらが、“木のうた”
小鳥やリス、周りの草花まで丹念に描かれています。試作本や原画も展示されていて、出版された本と比較できるようになっていました。やっぱり美しい絵本です。
“にわとりと卵”の線での表現力にも驚きでした。陰影はつけていないのに羽根の流れだけでみわとりがなんだか立体的に見えるんです。
“のはらのどうぶつたち”も素敵です。テキスタイルデザイン案はモノトーンで、私のおすすめはこちら。動物ももちろんいいんですけれど、シルエットの草花がまたいいんですよ。
イエラ・マリ展は、板橋区立美術館で1/12までの開催です。ちょっと交通の便が悪い場所で展示スペースも広くはありませんが、すいているのでゆっくり作品を堪能できるのがいいですよ。もうすぐ終わってしまいますので興味のある方はお早めに。
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