三菱一号館美術館で開催中の、プラド美術館展 を見に行ってきました。スペインの歴代国王のコレクションを中心とした作品群。とても楽しみにしていました。
1300年代から年代を追っての展示になっています。エル・グレコ、ベラスケス、ルーベンス、ムリーリョ等の作品も多数展示されていて、どの年代にも好きな作品がありましたけれど、特に、バロックと19世紀には私の好きな作品が多い印象でした。
名の通った大御所画家の作品はすばらしいものばかりで、私が紹介するまでもなく是非見ていただければと思いますので、ここでは19世紀の作品から紹介しますね。
こちらは、ビセンテ・パルマローリ・ゴンザレスの “手に取るように”
透明感のある明るい色彩が美しい作品です。縦長の構図もいいですよね。
こちらは、マリアノ・フォルトゥーニ・イ・マルサルの “日本式広間にいる画家の子供たち”
横長の構図に子供たちの日常の様子が描かれていて、とても微笑ましい作品です。
こちらは上記のマルサルとライムンド・デ・マドラーゾ・イ・ガレータの共作、“フォルトゥーニ邸の庭”
明るい日差しと赤いパラソルが目を引きますが、手前にダラーッと寝ている犬がいい味を出してます。
全体的に小さいサイズの作品が多かったんですけれど、三菱一号館美術館の展示スペースに合っていて好感が持てました。個人的にはこのくらいのサイズの方が圧迫感がなくて楽しめる気がします。
三菱一号館美術館はミュージアムショップも楽しいですよね。展示会のグッズもですが、常設のショップにあるものも好きでいつもじっくり見てしまいます。今回は作品のポストカードがおすすめ。2枚1組でいつもの1枚のお値段で、同じ作品のズームアップがおまけでついてきます。“フォルトゥーニ邸の庭”のもう1枚はこちら。
ちゃんと犬のところがズームアップされていました。ここがズームアップされていたら買っちゃいますよね。
プラド美術館展 スペイン宮廷 美への情熱 は、丸の内の三菱一号館美術館で来年2016年の1/31までの開催です。三菱一号館美術館の開館5周年記念ということもあって貴重な作品が多数来日しています。是非足をお運び下さいね。
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