東京国立博物館平成館で開催中の、特別展 黒田清輝 を見に行ってきました。
黒田清輝と言えば、近代洋画の父とも言われ日本の美術界に大きな影響を与えた人物。今回はその生誕150年の大回顧展で、若い頃の作品から絶筆まで幅広い作品が展示されています。
師匠のラファエル・コランの作品や、当時黒田がフランスで影響を受けたミレーやモネの作品等も合わせて展示されていて、どんなふうに影響を受けたのかが分かる展示になっているのも面白かったですよ。
黒田清輝と言えば、“湖畔”
以前から、すっきりとした画面構成や立体感をおさえた表現は日本人の描く西洋画という感じだなあ、と思っていました。女性の何とも言えない表情と明るい色彩が好きな作品です。
でももちろん、黒田の作品が全てこういう作品という訳ではなく。
こちらは、“祈祷”
ミレーの“羊飼いの少女”に影響を受けて描いた作品だそうです。静寂な空気感が伝わってきます。
デッサンも数多く展示されていて、見応えがありました。
他にも、小さい作品で、風景の連作や雲の連作も素敵でしたよ。
特別展 生誕150年 黒田清輝 は、上野の東京国立博物館平成館で5/15までの開催です。平日の夕方でも結構混んでいましたので、会期末も近づいてこれからますます混雑するのではないでしょうか。見たい方はお早めに行かれることをおすすめします。
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