損保ジャパン日本興亜美術館で開催中の、吉田博展 を見に行ってきました。
吉田博と言えば、思い浮かぶのは “光る海”
ダイアナ妃の執務室に飾ってあったことで有名な作品ですよね。きらきらと揺らめく海に写る光を見ていると心が穏やかになってきます。
版画ばかりの展示かと思い込んでいたら、水彩画や油絵も多数展示されていました。私はどちらかと言うと水彩画の方が好み。空気感が感じられる作品が多いんです。
こちらは “朝”
少し湿り気のあるひんやりとした朝の気配が伝わって来るようです。
版画はやはり風景画が多かったですね。“光る海”の瀬戸内海シリーズはもちろんですが、欧州シリーズや印度と東南アジアシリーズも私は好きな作品がたくさんありました。
こちらはちょっと雰囲気の違う感じの作品 “ホノルル水族館”
なんだかトボケた感じがして好きです。オウムのシリーズも、空刷りして羽の質感を出していたりしてよかったですよ。
生誕140周年 吉田博展 は、新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で8/27までの開催です。前期(〜7/30)と後期(8/1〜8/27)で66点の作品が入れ替わるようですので、見たい作品のある方はホームページ等で確認してから行かれるといいかもしれません。私も実は、見たかった“ナイヤガラ瀑布”は後期のみの展示だったので、もう1回見に行こうかと思案中です。