2012年11月8日木曜日

リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝

国立新美術館で開催されている、リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝を見に行ってきました。

まず、圧倒されたのは入ってすぐのバロックサロン。現地での展示方法を取り入れているそうで、絵画はもちろん、さまざまな工芸品や家具、タペストリー等が並べられています。天井には大きな4枚の天井画が。もうバロックサロンだけで"ごちそうさまでした"というくらいの満足感がありました。

ルーベンスの作品も多数展示されています。特に長女クララを描いた肖像画は、輝く瞳、血色の良い頬等本当に生き生きとしていてとても好きな作品です。
デキウス・ムスの連作の中からも2点展示されていますが、これは国立新美術館に展示するには大きすぎる感じ(苦笑)。本当に迫力がありますけれど、もっと広くて天井の高い場所にあったら見え方も違うんだろうなと思います。

アメリングが描いている肖像画も3点展示されています。どの作品も素敵なんですけれど、今の時期だと女の子が眠っている絵がちょっとクリスマスっぽい感じもしてポートレートの題材としてもおすすめです。

絵付けをする方に是非見ていただきたいのがルーベンスの原画を模写した陶板です。中の絵はもちろんですけれど、特にすばらしいのは周りの金彩!どうしたらこんなに細く美しく描けるんでしょう。近くでじっくりとご覧になってくださいね。

リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝は、六本木の国立新美術館で12月23日までの開催です。

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