根津美術館で開催中の、カラフル −中国・明清工芸− の精華 を見に行ってきました。
根津美術館へ行くのは本当に久しぶりで、リニューアルオープンしてからは初めてでした。隈研吾氏の設計ということもあり楽しみにしていたんですが、まず美術館入口までのアプローチがいいんです。竹に囲まれたまっすぐな道。外の大通りの喧噪がウソのように静かな気持ちになれます。建物の壁面も竹なので暑い時期はここを通るだけで涼しさが感じられますよ。
美術館に入ると、大きなガラス張りの壁面からはお庭が一望できます。私は閉館ギリギリに行ったのでお庭やカフェには立ち寄れなかったんですけれど、次回はゆっくり楽しみたいと思います。
カラフルという名の通り、15〜17世紀の中国磁器は鮮やかな色合いです。特に黄色い釉薬が本当にきれいな色でビックリ。絵付けも時代を追うごとにだんだん細かく繊細になっていくのが分かります。
こちらは、景徳鎮窯の琉璃地白花木蓮文皿。
この写真では分かりにくいんですけれど、白い抜きの部分は花芯や葉脈が浮き彫りになっているんです。伝統的な意匠だそうですが、今でも色あせないデザインですよね。
“秋草図巻”は草花が丹念に描かれた巻物でこちらも必見です。
その他、木彫や絵画もありましたし、茶室に茶道具を展示してあったりしてゆったりとした時間が過ごせました。
カラフル −中国・明清工芸の精華− は、南青山の根津美術館で7/13までの開催です。
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