2016年9月14日水曜日

ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち

国立新美術館で開催中の、アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち を見に行ってきました。15世紀から17世紀にかけて花開いたヴェネツィア・ルネサンスの名画が来日しています。

やはり、ティツィアーノの作品はすばらしかったです。今回サン・サルヴァドール聖堂から来日している “受胎告知”


晩年の作品だそうですけれど、力強い筆さばきと動きのある構図。大きさもあいまって圧倒的な力があります。

同じくティツィアーノの “聖母子”


こちらはとてもおだやかな美しさが感じられる作品です。

そのほか、ヴェネツィア・ルネサンスを完成させたと言われる3人の巨匠、ティントレット、ヴェロネーゼ、バッサーノの作品も見応えがありました。
こちらは、パッサーノと工房の “ノアの箱船に入っていく動物たち”


単に動物を描きたかっただけなのでは?っていう気もするくらい、動物たちが丁寧に描き込まれていて、見ていて楽しい作品です。

ルネサンスと言えばフィレンツェと思っていたのですが、ヴェネツィアではまた少し違った方向性で進化発展していたのはとても興味深かったです。平日の昼に行きましたけれど思った程混雑もしていなかったので、好きな作品はじっくり見ることができました。

アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち は、六本木の国立新美術館で10/10までの開催です。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントを投稿して下さる方は、欄外のコメントの記入者から“名前/URL”か“匿名”を選択してくださいね。
コメントは承認制にしていますので、表示されるまでに数日かかることがあります。