東京国立近代美術館で開催中の、菱田春草展を見に行ってきました。
短い生涯の中で画業は15年程だそうですが、作品を見ると画風がどんどんと変わっていて本当に幅広く、心惹かれるものが数多くありました。
まずは、私が是非見たいと思っていた、“黒き猫”
他にも難点か黒猫が描かれた作品があって、見比べられたのはとても贅沢。でも、やっぱりこの黒き猫が一番!ですね。
落ち葉シリーズも見比べられます。私が行った時には重要文化財の“落ち葉”は残念ながら見られなかったんですけれど、他の落ち葉作品も良かったですよ。奥行き感がすごいですし、ざまざまな表現方法が混在しているのに一つの作品として全く違和感なく見えるんです。うーん、とうなってしまいます。
“夕の森”という作品は、私は見ていてちょっと不安な感じがしました。ヴァロットンを思い出させるような 作品です。
横山大観と同じテーマで描いている作品も数点あり並べて展示されていましたけれど、違いがよく分かって興味深かったですよ。
菱田春草展は、竹橋の東京国立近代美術館で11/3までの開催です。おすすめですので見たいと思っていた方はお早めに。所蔵作品展のボリュームも結構ありますので、お時間に余裕を持ってお出かけ下さいね。
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